みづたび 新潟・長岡Ⅱ
旅の動機
・長岡花火と期間限定新潟フラペチーノ
みづたび旅行記
往路編
埼京線 スタート
何故か始発列車の時間を20分間違えてて記憶しており、全力ダッシュで別の駅を使うことによってギリギリ軌道修正。
例の如く駅のコンビニはまだ開いていないから、自販機にてひとまずな朝ごはん。水ゼリーのラムネ感と爽やかさ好き。
高崎線
かつての通学路を通って。川を越えることすなわち、県境を越える。不要不急の背徳感。
高崎駅
いつのまにか駅の看板がSL仕様になっていた。
高崎といえばだるま、出口に鎮座している。夏になると40℃とか表示されていた駅前の温度計、朝早いこともあってか涼しめだった。
駅弁屋は6:30から、駅前のスーパー(イオン)も7:00からやっていてありがたや。朝ごはんとお茶を補給。
上越線
かぼちゃこと湘南色ではなく、初めて見る塗装の子がきた。1年ほど前に1本限定で変更されたらしい。座席の背もたれもなんだかお洒落な感じに。
新しい両毛線をみつけよう!というポスターが貼られていたのは、なぜか水上駅。
18きっぷ期間なのに、2両でも座席が3割埋まらない清水トンネル越え。トンネルの中にある土合駅は相変わらず夏とは思えない涼しさで、めっちゃ涼しい!とつぶやこうとして圏外なことに気づくのもお決まりのパターン。
トンネルを抜けると、車窓が白い世界になっていた。温度差による結露で。
長岡駅
売切でありませんように!と祈りながら乗り換え時間10分の間に駅ナカにあるスタバに駆け込む。結局1ヶ月の間で10杯もフラペチーノ飲んでしまった。
世の中「柿チョコ」があるくらいなので、チョコと柿の種の組み合わせが外れるわけもなく。10時で気温35度超、冷たいフラペチーノが身に染みる。
信越本線
1日数本ある快速列車は、快速くびき野の流れを汲む由緒正しき(?)列車であり、東の115系の最後の花形列車ともいえる。現存している7編成は全て塗装が異なるんだとか。
高崎にかぼちゃがたくさんいた頃が懐かしい……
新潟編
新潟駅
新駅舎の方に到着。新幹線の駅と一体化していて、対面で新幹線と乗り換えができるホームもある。向こうに到着したのは、引退も近い2階建新幹線MAX。
新潟市街
味のあった新潟駅の旧駅舎は解体工事中。特徴的なバスターミナルも、再開発によって無くなってしまうんだとか。
街はこうやって、進化していくのだろう。
10分ほど歩いたところにある万代シティ。商業施設やバスターミナルがまとまって存在している。
新潟のなんちゃってBRTは、専用道路無し、連接バスだけではなく一般タイプのバスも使用される。
万代そば
今や新潟のB級グルメとまで言われるようになった、バスセンターのカレー。実は食べるの初めてだったり。中辛だけどスパイシーで、食べてると汗がすごい出てくる。うまい。
一応立ち食いそば屋なのに、お客さんの9割はカレー頼んでいた。壁に飾ってあった万代そばTシャツには、「うちはそば屋なのに……」と書かれていた。
新潟市街②
信濃川を跨ぐ萬代橋。現存するのは昭和初めに架けられた3代目で、国指定の重要文化財でもある。橋の上で感じる風が気持ちいい。
駅から見て橋の向こう側、古町という地区が、新潟の昔からある商業地区。青森県に至る国道7号の起点もこちら。
商店街にあった温度計は38度と表示されていた。この日はどうやら、新潟が日本で1番暑かったらしい。
青島食堂 東堀店
長岡の青島ラーメンは長岡市だけではなく、新潟市にも数店舗展開している。カウンター7席のみ、天井扇風機がぐるぐる回る、エアコンがあったか分からないくらいの暑い中、体の芯からあったまる生姜醤油。塩分取りながら塩分が抜けていく気分になった。
白山神社
新潟市の初詣定番スポット。らしい。御朱印帳は持ってこなかったから、またこんど。木陰のベンチで少し休憩。
新潟市観光循環バス
この時点で暑さに耐えられなくなり、バスを使ってワープすることに。ちっちゃなバスだけど、エアコン効いててちっちゃな天国な感じ。
マリンピア日本海
涼を求めて、やってきたのは水族館。日本海側で1番大きな水族館らしい。
今思えば軽い熱中症だったのだろう、館内入ってベンチに座って、そのまま30分ほどぼーっとしていた。
せっかく来たから、館内を散策。あっこれ見たことある!っていう魚は大体釣ったことがある説。どうぶつの森で。
タツノオトシゴとかリュウグウノツカイとか。
チンアナゴは大きな水槽の中にちょこんと。どっかの水族館で、チンアナゴだけ大量にいる水槽があったっけ……
途中、カニをじっと見つめて動かないキッズがいた。お腹すいたのかな。
ノドグロの展示って珍しいそうで。日本海側の高級魚。
どっかの水族館で、マグロの展示見せた後に、レストランで海鮮丼を激推ししてくるところがあったなあなどと思い出していた。
哺乳類ゾーン。みんな暑さでぐでーっとしていふ。
外の芝生ではスプリンクラーが水を巻いていて、うっすらと七色に浮かぶものが見えた。
館内の雰囲気。水族館独特の、薄暗くて青く染まった空間、結構好き。
新潟市観光循環バス②
中心街に戻るバスは一瞬日本海沿いを走る。海の向こうには、うっすら佐渡島が見えた。
乗った車両、猫推しでかわいかった。
朝日湯
新潟駅から1番近い銭湯は徒歩8分ほど。表とロビーはリニューアルされていて綺麗、更衣室と浴室はこれまた歴史を感じる、でもちゃんと手入れされた綺麗。お湯はやや熱めで、汗を流した後に更に汗をかく、それがまた気持ちいい。
新潟駅万代口バスターミナル
改めて見てみる。路線バスだけど、どこかの格安高速バスターミナルみたいな案内方法で、バスの真後ろが待合スペースとなっている。初見殺しといえる。
バスが出入りするのは大変そうだけど、みていて面白い。
長岡編
信越本線②
長岡に戻る快速列車は、行きに乗ったのと同じ国鉄型。うるさい走行音、よく揺れる台車、無骨な内装、だけど懐かしさを感じつつ、旅情をかきたてられるのがなんだか不思議。
長岡駅に到着。列車が直江津方面に走り出していくのを見送る。今は持て余している長いホームには、新幹線が通じる前の、たくさんの列車の歴史が詰まっている……のかもしれない。
ぽんしゅ館 長岡驛店
ぽんしゅ館といえば越後湯沢駅だけど、今では新潟駅と長岡駅にもある。コインを入れておちょこ一杯試飲というシステムもそのまま。
お酒だけで厳しいときには、ぽんしゅ漬という生姜の漬物も選べる。名前の通り日本酒ベースで作っているようで、酒も米も消えるおいしさ。
ほろ酔い気分で1枚。
呑みすぎには、気をつけるのですよ……?
長岡
夕暮れの駅前から信濃川に向かって歩く。雪国らしい重厚なアーケード、例年なら屋台と人で賑わっているはずだけど……人気のない長岡を駆ける。河川敷までは徒歩15分ほど。打ち上げ時間まで、あと10分。
大手大橋から見て上流側、長生橋はカラフルにライトアップされていた。それはまるで、ナイアガラの花火のように。
どこから人が出てきたのか、時間間際になるとわらわらと人があつまってきて……たった2分と少し、数十発の大輪に見惚れていた。
この代替花火は市内数カ所で行われているらしく、川の上流側でも下流でも、遠くに花火が上がっているのが見えた。
花火を見終えた人は皆、河川敷近くのスーパーに向かっていた。車で来ていたらしく、プチ出庫渋滞が。
新潟の地場スーパー・ウオロクで帰りのおつまみを補給して、新潟駅までダッシュ。
フレンド CoCoLo長岡店
新潟県の定番、イタリアンという焼きそばみたいな麺にミートソースみたいなやつをかけたやつ。中越地方ではフレンドというお店のが定番で、帰省する度にいつも食べている。
……餃子がファーストフード扱いだったり、更にデザートでソフトクリームを付けたり、冷静に考えて独自な文化だなあと思ったり。
上越新幹線
明日は普通の平日。今日中にお家に帰らなければならない。急いで切符を買って、ホームに駆け込む。Maxときの表示が見られるのも後少し。改札入ってすぐのところには、現美新幹線の展示が。
居酒屋上越新幹線。イタリアンと、浪花屋の元祖柿の種、一番好きな日本酒である鮎政宗のワンカップ、長岡の地酒・吉野川の柿の種エディション。
上越国境を長いトンネルで駆け抜けながら、来年も花火が見れますように、と願っていた。
上野駅 ゴール
北の玄関口という言葉はもう死語かもしれないけれど、ターミナルとしての名残を各所に残す駅。
長い長いエスカレーターを登れば、そこにはもう日常が待ち受けている。ひええ。
旅費の精算
18きっぷ 2410C
水ゼリー 130S
だるま弁当 1100D
お茶 84D
新潟フラペ 669D
カレー 380
青島ラーメン 800
お賽銭 5
バス 210S
水族館 1500D
バス 210S
水 109D
笹団子 170D
ぽんしゅ館 1100D
お土産(お酒) 2400D
イタリアン 680D
ウオロク 389D
新幹線 8370C
ーーーーーーーーーー-----
合計 20,176円
今回の予算 5,000円+新幹線8,730円
(6,806円オーバー汗)
今回の1枚
その、たった数発の花火には、何万発もの想いがあるから……
— 鑓水たまび (@yarimizu373) 2021年8月3日
また1年、生きていこうと思えるのです。 pic.twitter.com/QnGXLIDSxG
おしまい!