みづたび 熊野新鹿・白浜
もくてき
「アニメ『凪のあすから』舞台めぐり」
みづたび旅行記
往路編
新宿駅
今回の旅のスタートは新宿駅から。始発列車だと駅のコンビニがどこもやっていないことに気づき、ひとまず東日本の自販機限定、天然水ゼリーにてお腹を満たす。
久しぶりの18きっぱー、向かうは西!
東海道本線
熱海にて東の車両から東海の車両に乗り換え。いよいよ遠くに来たと実感する瞬間。
途中の酒匂川にて、ちょうどよくモーターボートが過ぎていった。この時期は日が登るのが早い!
葵亭 三島店
お腹が限界に達し、途中の三島駅にて下車。18きっぷの特権。
このお店は名古屋駅ホームのきしめん屋さんと同じ会社が展開しており、ここで食べるきしめんはすなわち名古屋のきしめんを食べるのと同義なのである。
三島コロッケなるものもあったから一緒に頼んでみた。ほくほく。
東海道本線②
今日はふじさん、よく見えたね。な日和。
駿豆線への乗り換え改札がなんかいい感じだったから1枚。るりの親戚が走っているほう。
名古屋まで行くと、なんだかメタリックな電車が。ゼニトラレル……
名古屋駅
期間限定、全国47都道府県ごとに限定発売な地元フラペチーノシリーズ。いただいたのは「愛知でらうみゃあんこコーヒーフラペチーノ」。
お味は、めっちゃうまい溶けたあずきバー。濃厚なあんことフラペチーノが合わさってうまうま。
ちゅーっと飲みながら、快速みえに乗車。
津駅
お昼ご飯。駅前のラーメン屋さんが臨時休業(いつもの)。駅の惣菜屋さんにて、津ぎょうざをげっと。でっかい揚げ餃子、ビールとよく合うのです……ノンアルだけどね。
同じく駅ナカで屋台が出てる、はちみつまんじゅう。しっとりあまあまなベビーカステラといったところ。あまうま。
伊勢編
伊勢市駅
昨年の年初以来、約一年半ぶりのお伊勢。
伊勢神宮の外宮は駅から徒歩圏内で行くことができる。
伊勢神宮
鳥居を抜けると、不思議と空気が変わる、気がする。これが聖域というのだろうか。
おそらくアスファルトが殆どなく、森の中だから本当に涼しいんだろうけど、なんだか神聖な空気に包まれた気分になる。
旭湯
伊勢市駅から徒歩8分にある銭湯、旭湯。川沿いにあって、風が気持ちいい。中の露天風呂は海水風呂で、歩き回って少し日に焼けた肌に染みる。
お風呂上がって、駅に行く途中に見つけた地場スーパー、ぎゅーとら。名前の通り、精肉店に由来するらしい。お水を補給した。
伊勢うどん山口屋
伊勢市駅から5分。夕飯は初の伊勢うどん。
よく茹でたやわやわなおうどんに、見た目はめちゃくちゃ濃ゆい色をしているけど、案外あっさり系なお味のおつゆをかけて。ラーメンもうどんもやわ派なマスターにはぴったり。
参宮線
どうみても東海道線の電車なのに、ディーゼルの音が鳴り響く気動車。途中の橋では向こう側に近鉄特急が。
松阪駅、この昔ながらの国鉄地方都市感がたまらない。
エースイン松阪
駅近なビジネスホテル。ウェルカムドリンクで飲み物1杯ご自由にお飲みくださいなスタイル。地酒があるのが強すぎる。
始発列車の関係で朝ごはん食べられなかったのが心残り。
梅一
泊まったビジホの向かいにあった居酒屋さん。カウンターがたくさんあり1人でも入りやすいのが嬉しいところ。
お通しから海老出しちゃう系のお店。これは間違いない……!
お料理たち。松阪といったらお肉、ということで松坂牛のどて煮。濃いめの味付けが、お酒と合うのだ……。お酒は隣町多気の地酒、鉾杉。
あと同じく多気の豆腐屋さんで作られたお豆腐がめちゃうまだった。このためにまた行きたいレベル。
新鹿・波田須編
紀勢本線
松阪駅の始発列車に乗り、ここからひたすら赤新駅ゾーン。
18きっぷシーズンなのに、人がほとんどいなくてなんだか寂しい。
あら竹
昨日のうちに買っておいた松阪駅の駅弁、元祖牛肉弁当!松阪の牛肉である!(認証の関係で松坂牛とは言えないらしい)
一晩経ってるのにタレが染み込んでて美味しいのはさすが駅弁。ご飯が一瞬で消える。
新鹿駅
山間を抜けて海沿いに出て、熊野市駅の3つ手前、新鹿(あたしか)という駅。降りたのは自分と地元の方と思わしきおっちゃん1人だけ。
無人駅で、出口には古びた使用済み切符入れがぽつんと。
駅前には1時間後に出発する1日数本しかないコミュニティバスが止まっていた。
新鹿
高台にある駅から街へ降りていく。昔ながらのおうちに昔ながらな広告看板があったり、網戸の向こう側が見えたり。のどか。
線路を抜けて、小道を通って、川沿い出る。お散歩中のおばちゃんとこんにちわーと挨拶したり。
ちょいちょい見たことのある景色(いわゆる“聖地”)が目の前に広がっていて、なんだか不思議な感じ。
今にも青色の列車が駆け抜けていきそうな橋なのだ。
(今更だけど)ここ新鹿は、アニメ『凪のあすから』の舞台のモデルとなった街。メインストリートに来ると、ここだ!というところがちらほら。
よく聖地巡礼とは言うけれど、聖地というのは場面場面のスポットでしかなくて、その街全体のアニメでは出てこなかった“舞台”を見て回るのが、舞台巡りの醍醐味だと思うのです……なんてね。
海沿いの道を進んで、海岸に降りてみたり。
アニメであった海の中の鳥居は、もしかしたら浜辺にあった橋跡(?)とかからきているのかな。
海の近くまで山が迫っているから、隣町に行くにはプチ峠を越える必要がある。海岸沿いの山の中、空気が冷たくて、でも少しだけ塩だけを感じて不思議な感じ。
途中、フリー停留所というバス停があった。……フリーなのか?
波田須
集落が国道を挟んで斜面の上下に広がっていて、石垣の段々が特徴的。
百円と書かれた無人販売所にはなにもなく。普段は何を売っているんだろう。
塩水と書いてしおサイダーと読む。ちなみにこちらが2期のOP冒頭で登場したところ。雪はないけど。
休業中のカフェを横目に、国道から駅に向かって集落を下っていく。
車が通れない、家と家の間を降りていく。どこからでも海が見えるくらい、高低差があることが分かる。のどか。
wikipedia:波田須町 ←聖地に言及されていた
波田須駅
集落を降り切った所にある。この先にあるのは崖と海だけ。
少し待って、トンネルからディーゼルの音が聞こえてくる。新鹿から波田須の、1時間半と少しのおさんぽなのでした。
紀勢本線②
白浜編
徐福寿司
新宮駅前にあるお寿司屋さん。実質駅弁。さんまのお寿司は、頭からしっぽまで丸ごと入っている。最初はそのままで押し寿司みたいな酸っぱさ(うまい)、途中から醤油をかけて味変。ぺろりといただいてしまった。
紀勢本線③
西の方で見慣れた顔の、短いバージョンな電車。ちょうど銀河の新宮夜行が始まったタイミングで、新宮駅ではポスターや掲示板でアピールされていた。すばる、いつか乗りたいな。
白浜駅
南紀白浜。パンダとか温泉とかが有名なところ。駅前はいかにもなアーケード。
鉄道むすめがいたり、我らが駅メモにもお嬢様がいたり。
アドベンチャーワールド
白浜駅からバスに乗り換え、数分ほどで着く。上野でパンダが話題になると必ず「和歌山には〜」と比較される場所。入場料お高い(4800円)と思っていたけど、そんな気持ちは入口すぐにいたレッサーパンダくんに吹き飛ばされた。もふもふ、かわええ。
アドベンチャーワールドといったら、パンダ!!!笹食ってた。ぐだーっとしてるのが愛くるしい。
こちらのパンダがいる施設、正式名称は希少動物繁殖センター。英語の通称“PANDA LOVE”。どうしてそうなった。
ペンギンとサファリゾーンのお猿さん。
外にいたペンギン、もちろんあったかい所でも大丈夫な種族なんだろうけど……じっと動かず、なんだか心配になった。
その他動物詰め合わせ。みんなあつそうだね。
とれとれの湯
白浜駅とアドベンチャーワールドを結ぶ路線バスの途中にある、日帰り温泉。関西最大級らしい。
設備はざっくりスーパー銭湯、露天風呂が広々としているのと、露天スペースで横になれるデッキチェアがよかった。
オーシャンアロー
18きっぱーが乗ることの許されない特急列車。しかしホームにこの子が止まっているのを見かけて迷わず課金した。マリン!
この車両(283系)といえば、幼い頃にみた電車図鑑でメイン張ってた車種のひとつ。やっと乗れた!
駅のコンビニで売ってたお弁当は、田辺の弁当屋さんのお弁当ということで、実質駅弁。お店に細かいメニューの詳細が貼ってあったけど、写真撮るの忘れて食べる頃には詳細を忘れてしまった。ぜんぶ美味しかったからよし。
地酒の180mlビン、量がちょうど良くてありがたいのです。
wikipedia:JR西日本283系電車 ←白浜ちゃん。
紀勢本線④
松阪からの長い旅もあと少し。車内は転換クロスと、線路に垂直になるよう設置されたLCD。関西に来たって感じ。
阪和線
上野から新潟方面に行くときに「えっ、上越本線じゃないの!?」となる匂いを感じる路線。紀勢本線ではないよ。
途中の日根野駅にて、関西空港駅から来た関空快速と連結する。大阪まであと少し。
学研都市線→大和路線
予定よりかなり早く大阪に着いた。ホテルのチェックインまで時間があったので、ぐるっと一周大回り。ユニバトレインに会ったり、まだまだ現役な205系に乗ったり。
帰路編
丸一ホテル
大阪駅地下街の最東端から徒歩4分という好立地。不可もなく必要十分。朝ごはん5時半からやってるのが嬉しい。周りがいわゆるホテル街なのはご愛嬌。
梅田ミックスジュース
地下街の最東端(泉の広場)から中心の方へ歩き、阪神梅田駅の前にあるジューススタンドへ。開店したて、混ぜたてミックスジュース170円なり。
東海道本線③
京都線からの琵琶湖線。たまたま大阪始発のがあってラッキー。JRW自慢の新快速、はええ。
シャトランはしません。
中央本線
名古屋駅でちょい早お昼を調達。味噌カツサンドと藤田屋の大あんまき。間違いのない個人的18きっぷ定番のグルメ。
この区間を鈍行で往くのは実はまだ2度目だったり。意外と長いんだよな。
松本駅
着くと、普通列車でも「まつもとぉ〜」と伸ばし気味にアナウンスしてくれる駅。
地元フラペチーノ、長野県のりんごバターを飲むためにここまできた。間違いのない味そのX。個人的には茨城のメロンと並んでランキング1位といったところ。
松本城
松本にきたらノルマ。1時間あれば駅から余裕で歩いて往復することができる。
……であるがゆえに、いつも滞在時間10分以下で、未だに天守閣の中には入ったことがないのである。いつかゆっくり観光したいな。
松本市街
駅舎から松本城に向かう方向に中心市街地が広がっている。パルコとかある。
連休ということもあるけど、まちなかに人がたくさんいて、ちゃんと生きている市街地なんだなあと思った。
道路沿いにお花が植えられてたり、おしゃれなカフェの入口にスイカが浮かべられていたり。お堀沿いの遊歩道では屋台とかも出てた。歩いてて楽しいまち。
中央本線②
信州色な221系に乗る。基本的には高尾より西側、たまに立川まで顔を出す子。塩嶺トンネルを抜けて、諏訪盆地はすぐそこ。
下諏訪
温泉リゾートな上諏訪に対して、のどかな温泉宿場町&門前町なのがこちら。徒歩圏内に諏訪大社や温泉銭湯が複数ある。やりみず定宿の地のひとつ。
菅野温泉
駅から1番近い銭湯。すげのおんせんと読む。入口のアーケードの時点で雰囲気がよき。下諏訪の銭湯は一律240円なのが嬉しい。
お湯はかなり熱め(42〜3度くらい)。松本でかいた汗をさっぱりして、また汗が流れる、最高の感覚。
おいてあるコーヒー牛乳は、地元の八ヶ岳乳業。うまし。
中央本線③
帰路も大詰め。帰路が大詰めってなんだ。
小淵沢駅の乗り換えで、ハイレールがいた。いつか夜乗ってみたい。
こちらで活躍する普通列車用211系はまだ『網棚』。いつかは死語になってしまうのかな。
小作 甲府駅前店
本当はフラペする予定だったんだけれど、車内冷房で体が冷えていたり、お腹の調子(貧弱胃)も考えてほうとうに変更。合わせるお酒は白州の地酒、七賢。お味噌しみしみで、ホッとする味。
白州町って今は北杜市なんだけど、北杜って造語なのよね。北杜の地酒と表現していいのか迷う。
甲府駅
信玄さんに挨拶して、あと少し!
高尾駅 ゴール
ホームにおっきな天狗様がいることで個人的に有名な駅。夜には赤くライトアップされる。中央本線で相模湖から小仏峠を越えてこれをみると、帰ってきたなあと感じるのです。
さあ、おうちまでもう踏ん張り。
旅費の精算
【1日目】
18きっぷ 2410C
水ゼリー 130
きしめんコロッケ 490S
名古屋フラペ 669D
津ぎょうざ 523D
はちみつまんじゅう 300
つまみ 337D
銭湯 440
伊勢うどん 583P
おさけ 190D
朝用牛肉弁当 1500
ホテル 6270C
飲み屋 2414P
【2日目】
18きっぷ 2410C
さんま寿司 780
バス 300
アドベンチャーワールド 4800
バス 180
お風呂 770D
バス 160
夜 1333
特急くろしお 1980
水 97D
ホテル 2600P
【3日目】
18きっぷ 2410C
カツサンド 653D
あんまき 220D
お茶 160S
松本フラペ 669D
お風呂牛乳 360
ほうとう 2000
お土産 1211D
ーーーーーーーーーー-----
合計 39,349円
今回の予算 30,000円
(9,349円オーバー汗)
今回の一枚
オーシャンアローの車内より
その、車窓に映るキラキラと輝くのは pic.twitter.com/kw7JKFwqXk
— 鑓水たまび (@yarimizu373) 2021年7月23日
おしまい!